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被災地を訪問して:4

 

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被災地を訪問して:4

 

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今回の仙台行き、正直に告白すると 
あまり乗り気ではありませんでした 

仕事などの都合ももちろんなのですが 
あまりに遠く、そしてあまりにも非力なのは分かっていたからです 

結論からお話しすると 
心の底から行って良かったと思っています 


宮城県亘理郡山元町 
その庁舎の前に仮設テント仕立ての 
災害ボランティアセンターはあります 

夏休みはじめの三連休最初の土曜日 
その朝は日本全国から集まった若い人であふれかえっていました 
(我々のようなおじさんももちろんたくさんいますが・・・・。) 

最近涙もろくなってしまった私には 
その光景だけでも感動でこみ上げるものがあります 

海に行って遊びたいだろうに 
デートしたいだろうに 
家族と出かけたいだろうに 

しかも、自腹の費用で 
休みをもらって 
駆けつけてくるのです 

国会が空回りする中 
自治体の悲鳴が聞こえる中 
電力会社があまりにも軽く節電を呼び掛ける中 

そんな世迷い事は歯牙にもかけず 
たんたんと彼らは働くのです 
なんとかせねばならない、との思いだけで・・・・。 


今回の京都YMCA主催のツアー 
在京のYMCA関係者、ワイズメンだけでは 
定員を大きく割り込んでいたので 
一般公募いたしました 
結果的にそれが私たちにずいぶん多くの事を 
教えてくれることとなりました 


今回のツアーに参加してくれた若者の中には 
仕事終わりに広島から駆けつけてくれた人もいます 

すでに3回目のボランティア行だという 
ツワモノもいます 

自費を使って栃木県から 
現地集合してくれた人もいます 

信用金庫のお休みを利用して 
1人で播州から参加してくれた人もいます 

京都の中でも遠くは日本海与謝郡から 
駆けつけてくれた人もいます 

それぞれが人生を過ごす中で 
お金も時間も切り詰めて、やりくりをして 
今回のツアーに応募してくれたのです 

このツアー以外にも 
そんな想いを持った人々でボラセン前はスズナリです 
それぞれが使命感に燃えて集う 
その姿に心から感謝です 

そして我々かつての若者は 
少し反省せねばならないかも、です。 

チャレンジする前から 
あきらめていないか? 

時間の経過とともに 
無関心になっていないか?など 

それぞれの年齢や立場で 
出来る事はまだまだあります 


二日間の作業を終えた後 
参加してくれた皆さんと短いディスカッションの時間を持ちました 

彼らは口々に、至れり尽くせりのツアーだったと言います 
是非ともまた参加したいと、 
とても楽しく過ごせたと・・・・・・。 


12時間夜行バスに揺られて 

朝ご飯はおにぎり二個とお茶 

休む間もなく炎天下フルに働いて 

コンビニ弁当の昼ごはん 

女性にも容赦なく、スコップを渡されて 

シャワー付きのはずがプール付属のシャワーで 

教室にマットを引いて寝袋で就寝する 


そんな内容だったのに 彼らは言います 
『お昼御飯のお弁当をおにぎりにして、余ったお金を被災地へ送ってあげてください』 と・・・・・・。 

本当に頭が下がります 

こんな風に考える人がたくさんいる 
そんな事実を知ることが出来ました 

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やはり、私たち大人と言われる人々は反省せねばなりません 
泥カキが出来なくてもやれることはまだまだたくさんあるはずです 

また、彼らや彼らのような人たちに会う事が楽しみです 
これからも淡々とコーディネートしていきたいと思います