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小型化!

 

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小型化!

 

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 30年近く前の事
ホンダのシビックという車が
アメリカでバカ売れしました

CVCCという独自のエンジン技術で
低燃費で高出力を実現し
またたくまに大ヒット

現在も北米に強みを持つホンダ
最初のアメリカ戦略でした

それからの日本と言えば
技術大国としてその名を轟かせ
メイドインジャパン神話など
ものづくりで世界をリードする存在で
あり続けたわけです

その間の一貫した日本の技術の核
私は、『小型化』にあったのではないかと考えています


ここしばらくのブログ
省エネ、エコ関連のお話が続いてしまいました
実は今日もそんなお話なのです
まあ、時期的にタイムリーだという事に免じお許しくださいませ


太陽光発電、電気自動車に続いて
小型風力発電機のお話です

写真は風レンズ式の小型風力発電機です

風レンズと言われるカバーの働きで
渦を発生させ圧力を下げて風を呼び込むことにより
従来の小型風力発電機の3倍の電力を発電します

通常羽根の大きさに比例して
発電量が決まるのが風力発電です

小型風力は
有望な市場性は見込まれていたにもかかわらず
発電コストとの折り合いがつかず
普及には至っていませんでした

この風レンズ式の技術は
一気にそこをブレイクスルーし
普及に弾みをつける画期的技術なのです

高さが15mを超えないので建築確認も不要
渡り鳥たちのバードストライクもおこりません
レンズのおかげで低周波も皆無
設備も小規模なので2日程で設置完了です

今回発表された高さ13.4m(ちょうど電柱ぐらいです)
羽根径2.5mの風車の場合
定格5kwの出力で平均風速が4m程度あれば
年間3000kwhの電力を発電するそうです

3000kwhといえば一般家庭の
年間消費7~8割に相当する電力量です

7月から始まる再生可能エネルギー全量買取制度の
提示案(審議中)によれば

『20kw未満の小型風力については
57.75円 / kwhで20年間買い取れば?』 

などという強気な案が有力視されています

年間の買取価格を計算すると
17万3250円になるのですから
充分検討の価値は出てきたのではないでしょうか?


現在の設置費用の見込が300万円~400万円程度と発表されています
償却年数を計算すると17年4か月~23年程度

この年数が10年ぐらいになると
フィードインタリフ(全量買取制度)の投資資産的効果がブレイクし
一家に一台、風力発電完備、というような状況が生まれてくるんですね

開発者の方にもう一段頑張っていただいて
さらなるコストダウンを図り
真の電力自由化の選択肢を増やしていただけたらと思います


でも、おもしろいでしょうね
みんな思い思いに色を塗り出したりして
京都なんかは間違いなく茶色ばっかりになりそうですが