居住中の住宅を担保に借り入れをし
契約期間満了や売却時に一括で返済するという
住宅ローンの一種です

高齢な方の
年金を補完する収入確保の手段として
大いなる可能性を秘めている考え方なのです

この手法
欧米では随分前から
一般的に普及しているのですが

日本では
ほとんどと言ってよいぐらい
普及しませんでした

なぜ？普及しなかったのか？

それは
建物に対する考え方の違いに
起因していると言われています

基本的な考え方として
日本の住宅は古くなれば古くなるほど
価値が毀損していくのが一般的

しかし、欧米では
逆に古くなればなるほど
価値が増していったりします

土地にしか価値を見出せない日本では
上限金額が担保価値の５０％といわれるリバースモーゲージ
が根付かないのも無理はなかったのかもしれません

大きな経済成長が見込めない中
政府も重い腰を上げ
手立てを講じ始めたようです

世界で最も高齢化が進む我が国

本来であればこのあたりの取組でも
世界をリードしなけりゃなりません

京町屋のブームであったり
コンバージョンによる業態転用であったり
まだまだ、作戦は山ほどあるはず

そして元来は
欧米に負けず劣らず
古いものを大事に考える MOTTAINAI の国なのです

やはり今こそ
温故知新なのだと思います

(BOSS)